ターコイズS2025予想】波乱のハンデ戦！4歳馬と穴馬の法則

12月20日中山競馬場
ターコイズステークス
GⅢ
芝右1,600ｍ

師走の中山を彩る牝馬限定のハンデ重賞

『ターコイズステークス』

中山マイルというトリッキーなコースで行われる難解な一戦

過去10年で6番人気以下の馬が13頭も馬券に絡む波乱の歴史

一筋縄ではいかぬこの戦いを独自の公式分析手法が解き明かす

これより注目馬を『3つの視点』に基づき分析する

• 『能力』を示す戦績の潮流
  レース内容やコース適性その流れから各馬が秘める真の能力を読み解く
• 『勢い』を測る揺るぎなき実績
  年齢やハンデといったデータとの合致度その実績の質から現在の勢いを評価する
• 『可能性』を秘める陣営の意志
  コメントや騎手の意気込みその奥に潜む未来への可能性をえぐり出す

この『3つの視点』から導き出された

注目馬の分析をこれより開始する

レース展望

戦場の分析（コース紹介）

此度の戦場は『中山競馬場・芝1600m（外回り）』

スタート直後の先行争いと息の入らない展開

そして最後に待ち受ける急坂

この戦場の最大の特徴は『息が入らない消耗戦』と

『坂を駆け上がる瞬発力』の相反する要素が求められる点にある

止まらない底力と一気に加速する瞬発力

その両方を持たぬ者は容赦なく脱落する魔境である

歴史の法則（レース傾向）

法則その１

『人気薄の反乱』

上位人気は勝つか飛ぶか

真の狙い目は6番人気以下の伏兵である

人気がないことは弱さを意味しない

オッズの歪みを突くのが賢明な戦略だ

法則その２

『黄金の世代（4歳馬）』

4歳馬こそがこのレースの支配者である

複勝率28.3%複勝回収率130%

3歳馬の成長力や5歳以上の経験値を凌駕する充実期にある

法則その３

『実力の証明（ハンデ55.5kg以上）』

重いハンデは罰ではなく能力の証明と捉えよ

55.5kg以上を背負った馬の3着内率は32.0%

斤量を嫌って人気を落とす実力馬こそが最大の妙味となる

法則その４

『西高東低の理（関西馬）』

数字は残酷である

栗東（関西）所属馬の複勝率25.3%に対し美浦（関東）は11.7%

輸送の不利を補って余りある地力の差が存在する

注目馬

馬名	短評
カピリナ	絶対的スピード4歳世代のエースが中山で輝く
ボンドガール	悲願のタイトルへ実績最上位の女王候補
チェルビアット	3歳の新星強烈な末脚で古馬を一蹴するか
ウンブライル	復活の実力馬マイル戦で再度の輝きを
ドロップオブライト	マイル適性の再確認立ち回りの巧さで穴をあける

『3つの視点』による注目馬分析

此度の戦は人気馬よりも『コース適性』と『データ合致馬』を上位に評価する

波乱の予感をはらんだ激戦区で輝く星を見つけ出す

◎カピリナ

能力

• 函館SSをレコードで制したスピード能力はメンバー随一
• 短い直線と急坂のある中山マイルはスピードとパワーが活きる舞台

勢い

• 『4歳馬』かつ『ハンデ56kg（トップハンデ）』
• 勝利への黄金データを完璧に満たしている

可能性

• 未知のマイル戦だが能力で押し切る可能性は十分にある
• 本命として揺るぎない存在

◯ボンドガール

能力

• 重賞2着6回GⅠ秋華賞2着の実績はここでは抜けている
• 得意のマイル戦に戻り本来の力を発揮すれば勝ち負け必至

勢い

• 『4歳馬』かつ『ハンデ56kg』
• 本命馬と同様好走データを満たす中山コースへの適性も証明済み

可能性

• 陣営の自信は揺るぎない
• 勝ってもおかしくない実力馬

△チェルビアット

能力

• 前走紅葉Sでの上がり32秒8は衝撃的
• NHKマイルC3着の実績もありポテンシャルはG1級

勢い

• 『関西馬』かつ『前走3勝クラス勝ち上がり』
• 3歳馬のデータは弱いが勢いと血統背景は魅力十分

可能性

• 初中山だが坂を苦にしない末脚がある
• 一気の突き抜けも期待できる

△ウンブライル

能力

• NHKマイルC2着
• 今夏関越Sを制し完全復活をアピールした

勢い

• 『ハンデ55.5kg』
• 5歳馬だが能力は衰えていない

可能性

• マイル戦への適性は高く安定感がある
• 念願の重賞タイトルへ視界良好

✔︎ドロップオブライト

能力

• CBC賞覇者京成杯AH2着でマイル適性を証明した
• 中山マイルで必要な機動力と立ち回りの巧さを持っている

勢い

• 『関西馬』かつ『ハンデ56kg』
• データ的にも買える要素が揃っている

可能性

• 人気落ちの今回こそが最大の狙い目

最終的な印と買い目提案

最終的な印

• ◎カピリナ
• ◯ボンドガール
• △チェルビアット
• △ウンブライル
• ✔︎ドロップオブライト

【最重要】ワイド一点チャレンジ

• ◎カピリナ – ◯ボンドガール

【本線】馬連（2頭軸流し）

• 軸：◎カピリナ◯ボンドガール
• 相手：△チェルビアット△ウンブライル✔︎ドロップオブライト
• （合計7点）

データ合致の4歳馬二頭を軸に勢いある3歳馬復活の実力馬、そして適性高い穴馬を配置
軸同士の決着も押さえ波乱含みのハンデ戦を手堅く攻略する

【夢】単複

• 単勝：◎カピリナ

『圧倒的なスピード』でマイルの壁を突破する
横山典弘のマジックに期待する一撃

• 複勝：✔︎ドロップオブライト

『中山マイルなら崩れない』
ハンデ56kgは実力の証人気薄の激走を信じる応援馬券にございます

まとめ

『魔境中山マイル最後に笑うのは4歳の才媛たち』

今年のターコイズステークスは『4歳世代の充実』が鍵を握る

本命はレコードホルダーのスピードスター

◎カピリナ

距離克服で新たな女王へ

対抗には悲願のタイトルを狙う◯ボンドガール

実績と適性は文句なし

スピードか実績か

私の結論は『4歳馬の勢い』に全てを託した

ターコイズステークスの物語

ターコイズステークスは2015年に新設された重賞競走である

その歴史の中で特筆すべきは『リピーターの聖地』であること

ミスパンテールやミスニューヨークといった名牝たちが連覇を果たしている

特殊な中山マイルコースへの適性は一朝一夕では身につかない

一度この舞台で好走した馬は近走の成績に関わらず水を得た魚のように蘇る

過去の好走歴は現在のオッズよりも遥かに信頼できる未来への羅針盤である

今週の記事