9月28日中山競馬場
スプリンターズステークス
GⅠ
芝右1,200m
秋のGIシリーズ開幕を告げる電撃の6ハロン決戦
短距離王の称号は 春秋連覇を狙う絶対王者か
悲願のタイトルを目指す歴戦の古豪か
それとも連覇を狙うディフェンディングチャンピオンか
今年は香港からの刺客も参戦し 予測不能な頂上決戦の幕が上がる
一筋縄ではいかぬこの難解な一戦
しかし この記事では 独自の分析手法が 勝利へと続く唯一の道筋を照らし出す
これより注目馬を『3つの視点』に基づき分析する
- 『能力』を示す戦績の潮流
近走内容が示す明確な上昇度。その流れから各馬が秘める真の能力を読み解く - 『勢い』を測る揺ぎなき実績
コースや距離、そして過去の対戦相手との力関係。その実績の質から現在の勢いを評価する - 『可能性』を秘める陣営の意志
コメントやレース選択から透けて見える勝負気配。その奥に潜む未来への可能性をえぐり出す
この3つの視点から導き出された注目馬の分析を これより開始する
レース展望
コース紹介
此度の戦場は 中山競馬場 芝1200m外回りコース
秋のGⅠシリーズ開幕を告げる 電撃の6ハロン決戦だ
このコースの本質は ゴール前にそびえ立つ高低差2.2mの急坂にある
スタートから下り坂が続くため前半のペースは速くなりがちだが 最後の直線で待ち受けるこの急坂が 単なるスピードだけでは押し切れない タフな展開を生み出す
坂を駆け上がる『パワー』と 最後まで脚色を鈍らせない『持久力』 その両方が短距離王には求められるのだ
レース傾向
過去10年の客観的データは この波乱含みの一戦を攻略するための 三つの揺るぎない法則を示している
過去10年で 3着以内に入った馬の実に73%(30頭中22頭)が 1枠から4枠の馬であった
前走の格が結果に直結する
近年 4歳馬の活躍が極めて顕著であり 最も警戒すべき世代だ
注目馬
馬名 | 短評 |
4着 | サトノレーヴ現役最強スプリンター 昨年の雪辱なるか |
6着 | ママコチャ2023年の女王 昨年以上の状態で王座奪還へ |
9着 | カンチェンジュンガ勢いに乗る上がり馬 課題は中山の短い直線 |
10着 | トウシンマカオ悲願のG1制覇へ 昨年2着の実績は本物 |
16着 | カピリナ4歳馬の法則が後押し 勢いに乗る上がり馬 |
『3つの視点』による注目馬分析
サトノレーヴ (◎)
- 2025年6月21日 QE2世ジュビリーS (GⅠ) (英) / 2着
- 2025年4月27日 チェアマンズスプリントプライズ (GⅠ) (香港) / 2着
- 2025年3月30日 高松宮記念 (GⅠ) (中京) / 1着
- 能力
-
- 海外遠征帰りだが陣営は『フレッシュな状態』とコメントし不安はない
- 勢い
-
- 高松宮記念(GⅠ)制覇海外GⅠで2着2回と現役最強スプリンターの実績は断然
- しかし昨年の当レースでは7着『内枠』を引けるかが雪辱への最大の鍵となる 過去10年で3着以内馬の73%を占めるこの地の利は絶対だ
- 可能性
-
- 陣営は「競走馬として進化している」と成長に絶対の自信を見せる

現役最強の実績は疑いようがない
最大の鍵は 歴史が示す絶対条件『内枠』を引けるかどうか
ママコチャ (◯)
- 2025年9月7日 セントウルS (GⅡ) (阪神) / 2着
- 2025年5月3日 京王杯SC (GⅡ) (東京) / 2着
- 2025年3月30日 高松宮記念 (GⅠ) (中京) / 3着
- 能力
-
- 今年はGⅠ・3着含め全て3着以内と安定感は抜群
- しかし勝ちきれないレースが続いており絶対的な信頼を置くには一抹の不安が残る
- 勢い
-
- 2023年の当レース覇者であり中山1200mへのコース適性は全馬中No.1
- 可能性
-
- 陣営は「去年よりいい感じ」と昨年以上の状態で王座奪還に意欲を見せる



23年の女王様
中山コースなら任せて安心
カンチェンジュンガ (△)
- 2025年9月7日 セントウルS (GⅡ) (阪神) / 1着
- 2025年5月3日 京王杯SC (GⅡ) (東京) / 7着
- 2025年3月30日 高松宮記念 (GⅠ) (中京) / 10着
- 能力
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- 前走『セントウルS』を快勝し歴史が示す王道ローテーションを歩む
- 勢い
-
- 爆発的な末脚が武器だが歴史が示す『先行有利』の法則には合致しない 後方からの競馬になった場合中山の短い直線で届かないリスクがある
- 可能性
-
- 庄野師は「能力を出し切れるところまで来た」と本格化を宣言



セントウルSの勝ちっぷりは見事
でもあのような追い込みが中山の短い直線で届くかどうかは別問題
トウシンマカオ (△)
- 2025年9月7日 セントウルS (GⅡ) (阪神) / 3着
- 2025年5月3日 京王杯SC (GⅡ) (東京) / 1着
- 2025年3月30日 高松宮記念 (GⅠ) (中京) / 4着
- 能力
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- GⅠでは7度挑戦し勝ち鞍がない大一番での勝負弱さが課題
- 勢い
-
- 昨年の当レース2着とママコチャ同様コース適性は証明済みだ
- 可能性
-
- 陣営は「右回りの方が良い」と中山コースへの適性に自信を持つ



去年2着の実績は評価
でもG1だとどうしてもあと一歩が足りない
カピリナ (✔︎)
- 2025年6月14日 函館スプリントS (GⅢ) (函館) / 1着
- 2025年3月23日 愛知杯 (GⅢ) (中京) / 3着
- 2025年2月2日 シルクロードS (GⅢ) (京都) / 4着
- 能力
-
- 函館SS(GⅢ)をレコード勝ちしその勢いはメンバー上位
- 勢い
-
- 歴史が示す『4歳馬』の法則に合致する
- しかしGⅠ初挑戦であり一線級相手にそのスピードが通用するかは未知数
- 可能性
-
- 陣営は『内枠』を熱望しており歴史の法則を理解した上での参戦は不気味な存在だ



函館SSのレコード勝ちと歴史が示す『4歳馬』の法則
これは面白い存在
人気がないなら絶好の狙い目
最終結論:歴史の法則が示す五頭
これまでの全ての分析を総括し 歴史の法則
『内枠』『前走GⅠ組またはセントウルS勝ち馬』『4歳馬』
に 最も合致する五頭をここに宣言する
現役最強のサトノレーヴと 2023年の女王ママコチャは 実績で他を圧倒する
王道ステップを踏んできたカンチェンジュンガと コース巧者のトウシンマカオも 虎視眈々と王座を狙う
そして 歴史が示す『4歳馬』の法則に合致し 函館SSレコード勝ちという勢いも持つカピリナ
人気薄が見込める今回は まさに妙味ある✔︎印に最適と判断した
最終的な印と買い目提案
最終的な印
- ◎: サトノレーヴ
- ◯: ママコチャ
- △: カンチェンジュンガ
- △: トウシンマカオ
- ✔︎: カピリナ
ワイド一点チャレンジ(最重要)
- ◎サトノレーヴ – ✔︎カピリナ
勝利への道筋(推奨買い目)
- 本線(堅実策):
馬連/ワイド: ◎ – ◯△△ (3点) - 中核(標準策):
三連複: ◎ – ◯ – △△✔︎ (3点) - 高配当(奇襲策):
三連単: ◎◯ → ◎◯△ → △△✔︎ (8点)
まとめ:王者の帰還か、新星の戴冠か
これまでの分析を総括する
このスプリンターズSという戦場は『内枠』という絶対的な地の利と『臨戦過程』という歴史の法則が全てを決する舞台である
その上で 今年の布陣は 三つの勢力の激突と言える
一つは 春秋連覇を狙う現役王者『◎サトノレーヴ』
一つは 王座奪還を期す2023年の女王『◯ママコチャ』
そして 歴史の法則が後押しする 新星『✔︎カピリナ』を筆頭とした 勢いのある挑戦者たち
歴史は 王者の強さを再び証明するのか
それとも 新たな伝説の誕生を 我々に示すのか
全ては 運命のゲートが開くまで 誰にもわからない
秋のGⅠシリーズ開幕を告げる 電撃の6ハロン決戦から 目が離せない
この記事の分析があなたの勝利の一助となれば幸いだ



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