10月13日京都競馬場
MBS賞スワンS
GⅡ
芝右1,400m
マイルチャンピオンシップへの重要な前哨戦
サクラバクシンオーやタイキシャトルといった名馬も勝利した歴史ある一戦
今年は開催時期が変更されこれまで以上に有力馬が集う
一筋縄ではいかぬこの難解な一戦
しかし この記事では 独自の分析手法が 勝利へと続く唯一の道筋を照らし出す
これより注目馬を『3つの視点』に基づき分析する
- 『能力』を示す戦績の潮流
近走内容が示す明確な上昇度。その流れから各馬が秘める真の能力を読み解く - 『勢い』を測る揺ぎなき実績
コースや距離、そして過去の対戦相手との力関係。その実績の質から現在の勢いを評価する - 『可能性』を秘める陣営の意志
コメントやレース選択から透けて見える勝負気配。その奥に潜む未来への可能性をえぐり出す
この3つの視点から導き出された注目馬の分析を これより開始する
レース展望
コース紹介
此度の戦場は 京都競馬場 芝1400m外回りコース
マイルCSへと続く秋のマイル戦線を占う上で極めて重要な一戦だ
このコースの本質は 高低差3.9mの坂と403.7mの長い直線にある
ゴール前の長い直線が『差し・追い込み馬』に絶好の舞台を提供し 能力さえあれば豪快な追い込みが決まるのが最大の特徴だ
レース傾向
過去10年の客観的データは この差し比べの戦場を制するための三つの揺るぎない法則を示している
一つは
古馬混合重賞でありながら 3歳馬が他のどの世代よりも優れた成績を収めている
そして二つ目は
人気薄での激走が目立っており格下のレースから挑んでくる上がり馬の存在を決して無視してはならない
最後に三つ目は
過去4年の優勝馬のうち3頭が過去1年以内に『芝1400mの重賞を勝利』していた
注目馬
馬名 | 短評 |
ショウナンザナドゥ | 1400m重賞ウィナー得意距離で飛躍を期す3歳牝馬 |
アドマイヤズーム | 2歳マイル王が得意の京都で再始動する才能の塊 |
オフトレイル | 京都6戦オール3着以内コース巧者でハイペースを望む瞬発力勝負師 |
ワールズエンド | 底を見せていない安定株1400mレコード級のスピードを持つ上がり馬 |
ワイドラトゥール | 1400m重賞ウィナー瞬発力で勝負を挑む4歳牝馬 |
『3つの視点』による注目馬分析
◎ ショウナンザナドゥ
- 2025/09/07 阪神 セントウルS GⅡ 1200m芝 / 5着 (16頭 7番人気)
- 2025/05/11 東京 NHKマイルGⅠ 1600m芝 / 16着 (18頭 15番人気)
- 2025/04/13 阪神 桜花賞 GⅠ 1600m芝 / 10着 (18頭 6番人気)
- 能力
-
- 春のGⅠ戦線では不完全燃焼だったがその実力はGⅠ級
- 1200mだった前走を叩き得意の1400mに戻る今回こそが真価を発揮する舞台
- 勢い
-
- 好走傾向にある『3歳馬』でありかつ近年のトレンドである『過去1年以内の芝1400m重賞勝利』という二つの最重要データを完璧にクリアしている
- 可能性
-
- データが示す通りこの馬が歴史の法則に最も合致する一頭であることは間違いない
- 53kgの軽量も大きな武器となる

歴史の法則がこの馬を指名している
『3歳馬』であり『1400m重賞実績』も持つ 最も論理的な本命
◯ アドマイヤズーム
- 2025/05/11 東京 NHKマイルGⅠ 1600m芝 / 14着 (18頭 1番人気)
- 2025/04/12 中山 NZT GⅡ 1600m芝 / 2着 (14頭 1番人気)
- 2024/12/15 京都 朝日杯FS GⅠ 1600m芝 / 1着 (16頭 5番人気)
- 能力
-
- 前走の大敗は落鉄という明確な敗因があり参考外
- 2歳GⅠを制したその能力はこのメンバーでも最上位クラス
- 勢い
-
- こちらも好走傾向にある『3歳馬』
- 陣営が語る通り京都コースとの相性も良く長距離輸送のない関西圏での競馬もプラス材料
- 可能性
-
- 初の古馬との対戦休み明けと不安要素はあるもののその才能が全てを凌駕する可能性は十分にある



GⅠ馬
前走は落鉄しただけだからノーカン
きっと今回は強い姿を見せてくれるはず
△ オフトレイル
- 2025/07/27 新潟 関屋記念 GⅢ 1600m芝 / 2着 (18頭 10番人気)
- • 2025/03/30 中京 高松宮記念 GⅠ 1200m芝 / 14着 (18頭 11番人気)
- • 2025/03/01 中山 オーシャンS GⅢ 1200m芝 / 9着 (15頭 7番人気)
- 能力
-
- 京都コースでは抜群の安定感を誇る
- 昨年のこのレースでも2着に入っておりコース適性は証明済み
- 勢い
-
- 差し追い込み馬が有利なこのコースで彼の瞬発力は最大の武器となる
- 可能性
-
- 陣営もここを目標に仕上げており状態は万全
- 展開に左右される面はあるもののハイペースになればあの鬼脚が再び火を噴く



京都コースなら絶対に崩れない安心感がある
去年も2着だったし今年も期待
△ ワールズエンド
- 2025/07/26 新潟 新潟日報賞 1400m芝 / 1着 (10頭 1番人気)
- 2025/01/12 中京 新春S 1600m芝 / 2着 (16頭 1番人気)
- 2024/11/17 京都 壬生特別 1600m芝 / 1着 (12頭 1番人気)
- 能力
-
- デビューから7戦して4勝2着2回その安定感は抜群
- 前走の勝ちっぷりも圧巻だった
- 勢い
-
- 陣営が「1400mの方がレースをしやすい」と語る通りこの舞台はベスト条件
- スピードが生きる京都コースも合う
- 可能性
-
- 一気の相手強化が鍵となるがその勢いは無視できない
- まさに『前走オープン特別組の下剋上』という波乱の法則に合致する存在



前走の勝ちっぷりはすごかった
勢いだけならこの馬が一番
相手は強いけどどこまでやれるか
✔︎ ワイドラトゥール
- 2025/08/10 中京 CBC賞 GⅢ 1200m芝 / 10着 (17頭 8番人気)
- 2025/05/18 東京 ヴィクトリア GⅠ 1600m芝 / 11着 (17頭 13番人気)
- 2025/03/23 中京 愛知杯 GⅢ 1400m芝 / 1着 (18頭 10番人気)
- 能力
-
- 近走GⅠや1200m戦では結果が出ていないがこの馬の本質は1400mでの瞬発力勝負
- 勢い
-
- ◎と同じく『過去1年以内の芝1400m重賞勝利』という近年のトレンドに完璧に合致する
- 可能性
-
- 4歳馬はデータ的に不振だがそれ故に人気薄となるだろう
- データと実績の狭間で評価を落とすであろうこの馬こそが最大の妙味ある存在



近走の敗戦で人気がないのは当然
だがこの馬も『1400m重賞』の勝ち馬
データと実績の狭間で忘れられた存在
ここにこそ妙味がある
最終的な印と買い目提案
最終的な印
- ◎: ショウナンザナドゥ
- ◯: アドマイヤズーム
- △: オフトレイル
- △: ワールズエンド
- ✔︎: ワイドラトゥール
ワイド一点チャレンジ(最重要戦略)
- ◎ ショウナンザナドゥ – ✔︎ ワイドラトゥール
勝利への道筋(推奨買い目)
- 本線(堅実策):
馬連/ワイド: ◎ – ◯△△ (3点) - 中核(標準策):
三連複: ◎ – ◯ – △△✔︎ (3点) - 高配当(奇襲策):
三連単: ◎◯ → ◎◯△ → △△✔︎ (8点)
まとめ
マイルCSへと続く重要な一戦『スワンステークス』
その歴史は勢いに乗る『3歳馬』と『1400m重賞の実績』を持つ馬に微笑んできた
その両方を満たす『◎ショウナンザナドゥ』が復活の狼煙を上げるのか
それとも2歳GⅠ馬『◯アドマイヤズーム』がその才能を見せつけるのか
あるいは京都巧者の『△オフトレイル』や上がり馬の『△ワールズエンド』が下剋上を果たすのか
そして不気味なのは近年のトレンドに合致しながらも人気を落とすであろう『✔︎ワイドラトゥール』の存在だ
京都の長い直線で最後に笑うのはどの馬か



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