10月1日船橋競馬場
日本テレビ盃
JpnⅡ
左1,800m
JBC競走へ続く重要なステップレース
世界の舞台へ繋がるこの一戦に今年もトップホースが集う
JRAの牙城かそれとも地方勢の逆襲かハイレベルな戦いが今始まる
一筋縄ではいかぬこの難解な一戦
しかし この記事では 独自の分析手法が 勝利へと続く唯一の道筋を照らし出す
これより注目馬を『3つの視点』に基づき分析する
- 『能力』を示す戦績の潮流
近走内容が示す明確な上昇度。その流れから各馬が秘める真の能力を読み解く - 『勢い』を測る揺ぎなき実績
コースや距離、そして過去の対戦相手との力関係。その実績の質から現在の勢いを評価する - 『可能性』を秘める陣営の意志
コメントやレース選択から透けて見える勝負気配。その奥に潜む未来への可能性をえぐり出す
この3つの視点から導き出された注目馬の分析を これより開始する
レース展望
コース紹介
此度の戦場は 船橋競馬場 ダート1800m
JBCクラシックへと続く 秋のダート戦線を占う上で極めて重要な一戦だ
このコースの本質は『スパイラルカーブ』と308mの直線にある
スピードを落とさずに回れる特殊なコーナーと 地方競馬としては十分な長さを持つ直線
この二つの要素が組み合わさり 出走馬の絶対能力がストレートに反映される 極めて公正な戦場が形成される
レース傾向
過去10年の客観的データは この公正な戦場を支配する 二つの対照的な法則を明らかにしている
JRA栗東所属馬は 過去10年で6勝を挙げ 連対を外したことが一度もない
JRA所属馬の場合 完成期を迎えた『5歳・6歳馬』が 他の世代を圧倒する
対照的に 南関東所属馬で好走したのは 全て『7歳か8歳のベテラン馬』であった
注目馬
馬名 | 短評 |
フォーエバーヤング | 国内では無敵 世界と渡り合った若き王者 |
キングズソード | JpnI・二勝の実力馬 長期休養からの復活劇なるか |
ライトウォーリア | 南関東の大将格 己のスタイルで強豪に挑む年度代表馬 |
レヴォントゥレット | キャリア8戦の伸びしろ 安定感光る上がり馬 |
マーブルロック | ハナを奪ってこその個性派 単騎逃げで活路を見出す |
『3つの視点』による注目馬分析
フォーエバーヤング (◎)
- 2025年4月5日 メイダン ドバイワールドカップ(GI) ダート左回り2000m / 3着
- 2025年2月22日 サウジ サウジカップ(GI) ダート左回り1800m / 1着
- 2024年12月29日 大井 東京大賞典(GI) ダート右回り2000m / 1着
- 能力
-
- 前走『ドバイWC』の敗戦は激闘の影響であり度外視可能
- 年末の『東京大賞典』完勝がこの馬の国内での絶対的な力を示している
- 勢い
-
- 『JRA栗東所属』そして『前年の東京大賞典制覇』という二つの最重要データを完璧にクリア
- まさに王道を歩む存在だ
- 可能性
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- 能力は断トツレース運びにも安定感が増した今大きな死角は見当たらない

国内では敵なし 前走の敗戦は激闘の疲れが原因だろう ここは改めて能力の違いを見せつける
キングズソード (◯)
- 2024年6月26日 大井 帝王賞(JpnI) ダート右回り2000m / 1着
- 2024年5月1日 船橋 かしわ記念(JpnI) ダート左回り1600m / 4着
- 2024年2月18日 東京 フェブラリーステークス(GI) ダート左回り1600m / 5着
- 能力
-
- 約一年三か月ぶりという長期休養明けが最大の焦点
- しかし久々を苦にしないタイプとされており侮れない
- 勢い
-
- 『JRA栗東所属』の『6歳馬』というデータはこのレースで最も信頼できる黄金の組み合わせ、そのデータ的裏付けは◎にも決して引けを取らない
- 『帝王賞』制覇の実績も臨戦過程の法則に合致する
- 可能性
-
- 「全力投球ではない」との情報もあるがその潜在能力は◎と互角だ



JpnIを2つも勝っている
長い休み明けだけど頑張ってほしい
ライトウォーリア (△)
- 2025年7月21日 盛岡 マーキュリーカップ(JpnIII) ダート左回り2000m / 6着
- 2025年5月21日 大井 大井記念(SI) ダート右回り2000m / 1着
- 2025年4月9日 川崎 川崎記念(JpnI) ダート左回り2100m / 8着
- 能力
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- 前走『マーキュリーC』は敗れたが陣営は「状態は確実に良くなっている」と巻き返しに自信を見せる
- 勢い
-
- 『南関東所属の8歳馬』という好走データに完全に合致
- 『川崎記念』制覇の実績もこの舞台で戦うための資格証明となる
- 可能性
-
- JRAの牙城を崩す資格を持つ唯一の存在自分の形に持ち込めれば戦略を揺がす可能性を秘める



地元の大将として頑張ってほしいけど
JRAのトップクラス相手に自分の競馬ができるか
レヴォントゥレット (△)
- 2025年8月23日 新潟 BSN賞(オープン) ダート左回り1800m / 3着
- 2025年5月24日 京都 平安ステークス(GIII) ダート右回り1900m / 3着
- 2025年5月4日 東京 ブリリアントステークス(オープン) ダート左回り2100m / 4着
- 能力
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- オープン昇級後重賞でも崩れておらず前走を叩いた上積みも大きい
- まさに本格化の兆しを見せる
- 勢い
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- 『JRA栗東所属』の『4歳馬』というデータは3着内率60%と決して無視できない好走パターン
- 可能性
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- GI/JpnIでの実績こそないもののその伸びしろと安定感は大きな魅力だ



崩れない安定感は魅力だけど GⅠ馬相手に勝ち切るまでの力があるかはまだ疑問
マーブルロック (✔︎)
- 2025年5月24日 京都 平安ステークス(GIII) ダート右回り1900m / 8着
- 2025年4月19日 阪神 アンタレスステークス(GIII) ダート右回り1800m / 10着
- 2025年3月22日 阪神 レグルスステークス(オープン) ダート右回り1800m / 1着
- 能力
-
- 近二走は自分の形に持ち込めず大敗状態面への懸念も示されており厳しい戦いは必至
- 勢い
-
- 『JRA栗東所属』の『5歳馬』という年齢データはキングズソードと並び最も信頼できる黄金律に合致する
- 可能性
-
- 絶対的な好走データと深刻な不安要素この二律背反の存在こそが戦略に妙味を与える✔︎印にふさわしい



近走の成績は見るな この馬の価値は『JRA栗東所属の5歳馬』という歴史が示す黄金律にこそある これぞ妙味
最終的な印と買い目提案
最終的な印
- ◎: フォーエバーヤング
- ◯: キングズソード
- △: ライトウォーリア
- △: レヴォントゥレット
- ✔︎: マーブルロック
ワイド一点チャレンジ(最重要戦略)
- ◎フォーエバーヤング – ◯キングズソード
勝利への道筋(推奨買い目)
- 本線(堅実策):
馬連/ワイド: ◎ – ◯△△ (3点) - 中核(標準策):
三連複: ◎ – ◯ – △△✔︎ (3点) - 高配当(奇襲策):
三連単: ◎◯ → ◎◯△ → △△✔︎ (8点)
まとめ
此度の戦場『日本テレビ盃』を支配するのは所属によって全く異なる特異な『年齢の法則』である
若き世界の王者『◎フォーエバーヤング』と歴史が後押しする完成期の実力馬『◯キングズソード』
この二頭のJRA勢が戦略の中心となることは揺るがない
しかしこの戦場の深淵は地元・南関東のベテラン『△ライトウォーリア』が虎視眈々と牙城を崩す機会を窺っている点にある
絶対能力かそれとも歴史が示す特異な法則か
全ては紛れの少ない船橋の直線で明らかになる



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