9月30日金沢競馬場
白山大賞典
JpnⅢ
右2,100m
秋の金沢競馬を彩る最大のビッグレース
JBCへと続くこの重要な一戦に全国の強豪が集う
中央の牙城を崩せるか地方馬の悲願が試される
一筋縄ではいかぬこの難解な一戦
しかし この記事では 独自の分析手法が 勝利へと続く唯一の道筋を照らし出す
これより注目馬を『3つの視点』に基づき分析する
- 『能力』を示す戦績の潮流
近走内容が示す明確な上昇度。その流れから各馬が秘める真の能力を読み解く - 『勢い』を測る揺ぎなき実績
コースや距離、そして過去の対戦相手との力関係。その実績の質から現在の勢いを評価する - 『可能性』を秘める陣営の意志
コメントやレース選択から透けて見える勝負気配。その奥に潜む未来への可能性をえぐり出す
この3つの視点から導き出された注目馬の分析を これより開始する
レース展望
コース紹介
此度の戦場は 金沢競馬場 ダート2100m
平坦なコースを約1周半ゴール前の直線は236mと短い
ゴールまでに6回のコーナーを通過するため『器用さ』と『スタミナ』が要求されるタフなコースだ
レース傾向
過去のデータは この戦場を支配する絶対的な法則を示している
そしてもう一つは JRA所属馬の中でも『4歳馬が驚異的な好成績』を収めているという事実だ
勝率50.0% 3着内率87.5%という数字は 他の世代を完全に圧倒している
一方で『5歳馬は過去10年で勝利がなく不振』というデータも見過ごせない
注目馬
馬名 | 短評 |
3着 | カズタンジャー 衝撃の末脚で本格化した遅咲きの新星 |
4着 | シンメデージー地の利を得て悲願のタイトルを狙う地方のエース |
6着 | ピュアキアン ハナを切れればしぶとい個性派の逃げ馬 |
1着 | ジャスパーロブスト安定した先行力が武器のオープン巧者 |
2着 | ディープリボーン 着実に力をつける本格化ムードの上がり馬 |
『3つの視点』による注目馬分析
カズタンジャー (◎)
- 2025年7月21日 盛岡 マーキュリーカップ(JpnIII) ダート2000m / 1着
- 2025年6月21日 東京 スレイプニルステークス(オープン) ダート2100m / 2着
- 2025年5月25日 東京 丹沢ステークス(3勝クラス) ダート2100m / 1着
- 能力
-
- 前走『マーキュリーC』を圧巻の末脚で制し本格化を完全に証明、その勢いはとどまることを知らない
- 勢い
-
- 勝率50%3着内率87.5%を誇る『4歳馬』という絶対的なデータそして『前走地方DG1着』という完璧な臨戦過程これ以上ない王道の中心にいる
- 可能性
-
- 専門家が「重め感なく動きも力強い」と評価するように仕上がりに抜かりはない死角は見当たらない

歴史の法則がこの馬を本命に
前走の勝ちっぷりも圧巻で死角は見当たらない
シンメデージー (◯)
- 2025年7月2日 大井 帝王賞(JpnI) ダート2000m / 9着
- 2025年5月6日 名古屋 名古屋グランプリ(JpnII) ダート2100m / 2着
- 2025年3月30日 佐賀 はがくれ大賞典(オープン) ダート2000m / 1着
- 能力
-
- 前走『帝王賞』は度外視可能、二走前の『名古屋グランプリ』二着がこの馬の真の実力を示している
- 勢い
-
- 同じ金沢コースで行われた昨年の『西日本3歳優駿』を圧勝しておりそのコース適性は証明済みだ
- 可能性
-
- JRAの牙城を崩すにはDG好走実績が不可欠という法則に唯一合致する地方馬悲願達成の可能性は十分にある



金沢コースを知り尽くしているのはすごい武器
JRAの強い馬たちに一泡吹かせてほしい
ピュアキアン (△)
- 2025年7月19日 函館 マリーンステークス(オープン) ダート1700m / 1着
- 2025年6月21日 東京 スレイプニルステークス(オープン) ダート2100m / 4着
- 2025年5月4日 東京 ブリリアントステークス(オープン) ダート2100m / 3着
- 能力
-
- 一度交わされながら差し返す前走の勝負根性は地力強化の証強敵相手にも崩れていない
- 勢い
-
- 分析が見抜いた『4歳馬』という絶対法則に合致するそれだけでこの馬を軽視することはできない
- 可能性
-
- 砂を被らない形が絶対条件だが発馬を決め自分の形に持ち込めばその粘り腰は脅威となる



自分のペースで逃げられれば本当にしぶとい
展開が向くかどうかが全て
ジャスパーロブスト (△)
- 2025年9月20日 中山 バーレーン王国イサ・ビン・サル(オープン) ダート1800m / 2着
- 2025年8月23日 新潟 BSN賞(オープン) ダート1800m / 1着
- 2025年7月13日 小倉 阿蘇ステークス(オープン) ダート1700m / 2着
- 能力
-
- 近3走全てで連対を果たしており、まさに充実期その安定感は大きな武器だ
- 勢い
-
- これもまた絶対法則である『4歳馬』に合致
- 初のダートグレード挑戦だがデータがその挑戦を強く後押しする
- 可能性
-
- オープンクラスで証明済みの先行力をこの舞台でも発揮できれば一気のタイトル奪取も夢ではない



近走の安定感は素晴らしい
初めての重賞でどこまでやれるか楽しみ
ディープリボーン (✔︎)
- 2025年7月21日 盛岡 マーキュリーカップ(JpnIII) ダート2000m / 3着
- 2025年5月4日 東京 ブリリアントステークス(オープン) ダート2100m / 1着
- 2025年1月26日 中京 プロキオンステークス(GII) ダート1800m / 8着
- 能力
-
- 前走『マーキュリーC』三着は重賞初挑戦から大きく内容が良化しており急成長を遂げている
- 勢い
-
- 前走地方DG3着』という臨戦過程は好走パターンに合致
- しかし過去十年一勝もしていない『5歳馬』という絶対的な負のデータが立ちはだかる
- 可能性
-
- この馬の取捨こそが此度の戦の最大の焦点近走の勢いが歴史の呪いを打ち破るのかその真価が見極められる



近走の充実ぶりは本物『5歳馬不振』というデータがあるからこそ妙味がある
呪いを打ち破る可能性に賭けたい
最終的な印と買い目提案
最終的な印
- ◎: カズタンジャー
- ◯: シンメデージー
- △: ピュアキアン
- △: ジャスパーロブスト
- ✔︎: ディープリボーン
ワイド一点チャレンジ(最重要戦略)
- ◎ カズタンジャー – ✔︎ ディープリボーン
勝利への道筋(推奨買い目)
- 本線(堅実策):
馬連/ワイド: ◎ – ◯△△ (3点) - 中核(標準策):
三連複: ◎ – ◯ – △△✔︎ (3点) - 高配当(奇襲策):
三連単: ◎◯ → ◎◯△ → △△✔︎ (8点)
まとめ
此度の戦場『白山大賞典』を支配するのは歴史が証明する絶対的な法則
それは『JRA所属の4歳馬』という揺るぎない血の掟である
その掟に最も合致する新星『◎カズタンジャー』が覇権を握るのか
あるいは地の利を得た地方の雄『◯シンメデージー』が歴史の壁を打ち破るのか
しかし真の狙いはその先にある
近走の勢いと『5歳馬不振』という呪いその矛盾を一身に背負う『✔︎ディープリボーン』の存在
これにこそ最大の戦略的価値が眠っている
歴史は繰り返されるのかそれとも新たな歴史が刻まれるのか
全ての答えは金沢の夕陽の中で明らかになる



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